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2007年06月23日
数学的にありえない/アダム ファウアー
僕の本の師匠の読みたいリストに入っていた数学的にありえない〈上〉/〈下〉。知的サスペンスで読み終わったあとは賢くなった気になります。
確率論と量子力学の世界がラプラスの魔であるケインを中心に繰り広げられます。
光速よりも唯一速いものは思考のスピードで、特に無意識の思考だそうです。そして集合的無意識にアクセスできれば未来が見れるようです。子供が危険を察知することをたまに聞きますが、それは子供のほうが集合的無意識にアクセスしやすいと考えるとなんとなく理解できなくもありません。
確率論のことを書くと、コインを連続で4回投げたとき、表の出る回数は?と訊かれると誰でも2回と答えますが、これは間違っている可能性が一番低い回数を選んでいる、と言うことです。
H=コインの表が出る回数
T=コインの裏が出る回数
n=コインを4回投げたときに考えられる結果の数
H=0→TTTT (n=1)
H=1→HTTT, THTT, TTHT, TTTH (n=4)
...ゆえにn=16となりH=2はn=6なので2回でも16回中の10回、すなわち62.5%は間違う確立があると言うことです。でも、他の回数はもっと高いです。
現実を予言する最高の方法は、正しい答えを計算することではなく、間違っている可能性が一番低い考えることである、とラプラスは示したようです。
間違っている可能性を低くするのは、仕事でも株式投資でも日常生活でも活かせる考え方ですね。
ケインが確率を計算しながら危機を乗り越える展開がはまります。最初はちょっと難解でしたが、下巻から一挙に面白さが加速していきます。
投稿者 avpcu : 2007年06月23日 17:08
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